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2022-03-22  category:  生活の雑記

[雑記]雨のウェンズディ




春だ開花だと浮かれそうになっていたから今日の寒さが堪えたひとは多かっただろう。
無理をして雨のなか、バイクで出かけたが、帰りに大粒の雪になっていた、とほ。
いつもなら予約なんて取り直すのだけど、どうしても今日の用事。

往きの雨でグローブは既に水気を吸ってしまっていて
どうにも手が冷たい。
コンビニでコーヒーと一時しのぎの手袋を購入。
なにより、濡れて冷たいグローブを外して幸せだったホカロンの温もり♡


単純。
もう元気が出てくる。
”壊れかけたワーゲンのぉーー♪”
大瀧詠一が浮かんだのは初。
雨のウェンズディ。なんていい曲なんだろう。
やっぱりこの声にこの大瀧節~

ルーズに歌ってみると、なんかいい感じー



歌には力があるというのは本当で
特にバイク(私は100CCのスクーター)の場合
煽られたりしてメンタル弱いときもある。
そういう時は歌うことにしている。
要するに”心配事から気をそらす”ことなんだろうけど
気持ちが弱いときは安全のためにそうする。


ずいぶん昔
友だちというか、友だちの友だちというか
ほぼ知り合ったばかりの友だちが旦那さんの転勤で北海道に。
ぜひ遊びに来てほしいのハガキから、ほんとに行くことになった。
約1週間北海道を彼女の車で旅した。
旭川、富良野、美瑛、サロマ湖、網走、野付半島、阿寒湖、摩周湖
胸に収めきれないくらいの景色と思い出。
そしてクライマックスがやってくる。


彼女が用意してくれた宿は
国民宿舎 トムラウシ温泉東大雪荘
あとで知ったところによると、大雪山系への登山客が無事戻って汗を流すところでもある。


tom.jpg

ほんと北海道のど真ん中。
というか、色の濃いとこは山の中だって、女子はなぜ見逃すんでしょう。
彼女の想定外でもあったのでしょう。
気球で有名な上士幌町の牧場でのんびりソフトクリーム食べて。
車でしか回れない広大な牧場に
「牛が点。。て、こういうことなんだねー」なんて感動。

地図で見て、すぐのはずだった宿。
実際は千歳空港から札幌よりずっと遠くて、しかも山の奥地。
夕食間に合うかの心配は、ほんとに着けるのかの心配に。
(当時)
山の中が真っ暗。
街灯はない。
看板があるところのみに灯りがある感じ。
そういえば、ここに来るときダム通った、あれから建物は見てない。

夜が更けるにつれ、舗装された道が砂利道になったり
何回も二又の分かれ道になってしまい( ;∀;)
真っ暗だし、分かれ道を間違えて行ってしまったらと、とにかく怖くて。
携帯は通じない。

運転してくれていた彼女が
「とにかく勇気を出そう」「なんか歌おう」と。
思いつく歌を次々と歌っていたら、不思議。
ホントに元気が出て(*'▽')
「道、間違ったらまた分岐に戻ればいいじゃん」的な。
なんか、似た者同士の旅だった。


結局、宿に着いたのは22時を過ぎていた。
夕食はカンタンなもののみ、、、
露天風呂で一緒だった宿泊客は大雪山系のどこかの山を目指して登山し
予定通りここに下り立ったかたたちらしい。

tomuraushi.jpg
(ふるさとチョイス 北海道新得町からお借りしています)
国民宿舎 トムラウシ温泉東大雪荘
http://www.tomuraushionsen.com/



本当なら体験するはずだった?素晴らしい大雪山系の自然
「十勝の奥座敷」トムラウシを楽しめたらよかったけれど
それでも私は運転しながら今も鼻歌なんか歌っちゃっている。
新得町に続く718号線は今もつながっている。









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