[雑記]桜桃
今年は作家「太宰治」の生誕100年とのことで
太宰を特集した番組などみかけます。
今日6月19日が太宰を偲ぶ「桜桃忌」が毎年開催されてきた日。
東京・三鷹のお寺に太宰のお墓があるので
一度訪れたい・・・と思いながら、まだ叶ってません。
高校生の時に太宰に傾倒し、太宰作品ばかり読んでました。
太宰というひとを身近に感じさせる
親近感のようなものに他の作家とは違うものを感じていました。
写真を見て、かっこよかったからかも。
小説は誰もが読む超有名作品以外は家にある本を読むくらいで
もっぱら推理小説派になっていたので、短大の卒論では考えもせず太宰を選んだ、、
というか、他に書ける作家がいなかった・・・。
だけどカタチから入りたいので
学校の文学散歩で行った玉川上水(最期の場所)を見たり、
分厚い太宰治全集も買いました。
(てか、旧カナ使いなのでほとんど読めず・・
卒論を前にした夏休みに太宰が滞在したという
山梨県御坂峠にある天下茶屋というお茶屋さんを訪ね、
近くにある「富嶽百景」の中の有名な一節
「富士には月見草がよく似合う。」
の碑のある場所も立ち寄りました。
太宰は研究する人が多くて、語りつくされている・・・
と言われて難しい作家を選択してしまったので
せめて・・(・・;)と、取材気分でした・・当時。。
天下茶屋で買った太宰の本(写真入りスペシャル本みたいの)を
舞い上がって帰りの車の中で読んでいたら
ものすごい峠の道だったので初めての車酔いを味わいました・・
もの凄い自意識と劣等感の二面性のあった人と言われていますが
今の時代に生きていたらどうだったんでしょう・・。
同じ時代生まれたかったな・・・と思っていました。
私はどこか弱い面を持っているひと
見せてくれるひとにばかり惹かれます。
太宰は、弱い人のようでどこかおどけた方だと思いますが。。
太宰の誕生日は6月19日。
最期に発見されたのも6月19日で
その日で満39歳だったそうです。(生きていれば)
偶然ですが私の母の命日であり、同じ歳でした。
私の好きな作品。
「斜陽」
「津軽」
「ヴィヨンの妻」
「人間失格」
「女生徒」
「桜桃忌」の行われた三鷹市のHP
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/dazai/index.html